フルマウス治療|世田谷区千歳船橋で歯科をお探しの方は【アスク歯科・矯正歯科 千歳船橋】まで

フルマウス治療

フルマウス治療

このページでは、フルマウス治療について、その必要性や歯を失った場合のリスク、
具体的な治療法とそのメリット・デメリットなどを詳しく解説しています。
歯を失ってお悩みの方は、ぜひ最後までお読みください。

歯がボロボロになってしまった方へ

「歯がボロボロで、もうどうしようもない…」そう感じて、悩んでいませんか?
歯がボロボロになってしまったことは、決して恥ずべきことではありません。
まずは、ご自身の状態を知り、適切な治療を受けることが大切です。
「でも、歯医者に行くのは、なんだか恥ずかしい…」そう思って、治療をためらっている方もいるかもしれません。
ご安心ください。
当院には、歯がボロボロになってしまったことでお悩みの方が、多く来院されています。
私たちは、患者様一人一人の気持ちに寄り添い、丁寧なカウンセリングと治療を行っています。
まずは、ご自身の状態を把握し、どのような治療法があるのかを知ることから始めましょう。
ご自身の歯がボロボロになってしまった原因や、治療法、費用など、どのような些細なことでも、お気軽にご相談ください。

歯がボロボロになってしまった方へ

フルマウス治療とは

フルマウス治療とは、むし歯や歯周病などでほとんどの歯を失ってしまった方が、お口全体の機能を取り戻し、以前のように食事を楽しめるようになるための治療法です。
歯は、1本1本が独立しているのではなく、周りの歯と支え合い、かみ合うことで、初めてその役割を果たすことができます。
多くの歯を失ってしまうと、残った歯が支えを失い、倒れてきたり、伸びてきたりして、かみ合わせが崩れてしまうことがあります。(専門用語では「咬合崩壊」といいます)
かみ合わせが崩れると、食べ物をうまく噛めなくなったり、発音がしづらくなったり、さらには顎の関節に負担がかかり痛みが出たりするなど、さまざまな問題が起こります。
フルマウス治療では、お口全体を一つのまとまりとして捉え、それぞれの歯の状態だけでなく、顎の骨の状態、筋肉のバランスなども考慮しながら、かみ合わせを再構築していきます。
歯を1本ずつ治療するのではなく、全体的なバランスを考えながら治療を進めることで、 咬合崩壊を防ぎ、失われた機能を回復させることができます。

フルマウス治療とは

歯の喪失によるリスク

歯を失うと、ドミノ倒しのようにさまざまな問題が起こり、お口だけでなく全身の健康にも影響を及ぼします。

歯を失う過程

  1. 残っている歯に噛む力が集中する

    歯を失うと、残っている歯に噛む力が集中し、過度な負担がかかります。その結果、残っている歯もむし歯や歯周病になりやすくなり、さらに歯を失うリスクが高まります。

  2. 奥歯から順番に歯を失う

    噛む力の強い奥歯から失われていく傾向があります。
    奥歯は食べ物をすり潰す役割を担っているため、奥歯を失うと食べ物をしっかり噛み砕くことができなくなり、消化不良を起こしやすくなります。
    また、奥歯は食べ物を噛み砕くときに、顎の骨に刺激を与え、骨を強く保つ役割も担っています。
    奥歯を失うことで、顎の骨が痩せやすくなり、顔の輪郭が変わったり、さらに歯が抜けやすくなったりする可能性があります。

  3. 前歯だけが残る

    奥歯を失い続けると、最終的には前歯だけが残る状態になります。前歯は食べ物を噛み切る役割を担っていますが、奥歯がないと十分に機能せず、食事に大きな制限がかかります。

  4. 上の前歯がなくなる

    噛むたびに、下の前歯が上の前歯を下から突き上げるような力がかかります。常に上の前歯が唇側に倒れる力がかかることで、上の前歯に負担がかかり、最終的には揺れて抜け落ちてしまいます。

歯の喪失と全身への影響

歯を失うことは、単にお口の中だけの問題ではありません。
かみ合わせが悪くなったり、食べ物をうまく噛めなくなったりすることで、全身の健康にもさまざまな影響を及ぼします。

食事がしづらくなる

硬いものが噛めなくなり、食事のバリエーションが制限されます。柔らかいものばかり食べるようになると、栄養バランスが偏り、健康にも悪影響を及ぼします。
また、食事を楽しむことができなくなることは、精神的なストレスにもつながります。

顎に支障が出る

顎の関節に負担がかかり、顎関節症を引き起こすリスクが高まります。顎関節症になると、口を開け閉めする際に痛みや音が発生したり、顎が外れやすくなったりします。顎関節症は、頭痛や肩こり、めまいなどを引き起こすこともあり、放置すると全身の健康にも影響を及ぼす可能性があります。

顔貌の変化

歯を失うことで顎の骨が痩せ、顔の輪郭が変化し、老けて見えることがあります。特に、頬がこけたり、口元にしわができたりするなど、見た目の印象に大きな影響を与えます。
また、口角が下がり 、暗い印象を与えることもあります。

発音障害

歯がないことで、発音が不明瞭になることがあります。そのため、コミュニケーションに支障をきたすこともあります。

心理的な影響

人前で話すことや笑うことをためらうようになり、自信を失ってしまうことも。また、食事を楽しむことができなくなるなど、QOL(生活の質)の低下にもつながります。さらに、精神的なストレスを感じやすくなる、うつ病などのリスクが高まるといったことも考えられます。

歯がボロボロになる主な原因

歯がボロボロになってしまう原因はさまざまですが、大きく分けて以下の3つが考えられます。

歯周病

歯周病は、歯ぐきや歯を支える骨が破壊される病気です。
歯周病菌が歯と歯ぐきの間に入り込み、炎症を起こすことで、歯ぐきが腫れたり、出血したりします。
さらに進行すると、歯を支える骨が溶けてしまい、歯がぐらついたり、抜け落ちたりすることがあります。

歯周病

むし歯

むし歯は、口の中の細菌が糖分を分解する際に酸を産生し、その酸によって歯が溶かされる病気です。
初期のむし歯は痛みなどの自覚症状がないため、気づかないうちに進行してしまうことが多く、放置すると歯がボロボロになってしまうことがあります。

むし歯

悪い歯並び・かみ合わせ

歯並びが悪い、あるいはかみ合わせが悪いと、歯にかかる力が不均一になり、特定の歯に過度な負担がかかってしまいます。
その結果、歯がすり減ってエナメル質が薄くなり、むし歯になりやすくなる、あるいは歯が欠けたり割れたりするリスクが高まります。
また、歯並びが悪いと、歯と歯の間に食べ物が挟まりやすくなったり、歯ブラシが届きにくく、プラークが溜まりやすくなったりします。その結果、むし歯や歯周病のリスクが高まり、歯がボロボロになる原因となります。
さらに、かみ合わせの悪さが顎関節に負担をかけ、顎関節症を引き起こす可能性もあります。
顎関節症になると、顎の関節や周りの筋肉に負担がかかり、口を開け閉めする際に痛みを感じたり、音が鳴ったりするだけでなく、歯ぎしりや食いしばりが増えたり、かみ合わせが変わってしまったりすることもあります。
このように、歯並びやかみ合わせの悪さは、さまざまな経路で歯にダメージを与え、ボロボロの状態へとつながる可能性があります。

悪い歯並び・かみ合わせ

多数歯欠損のフルマウス治療

歯が1本もない場合や残っていてもむし歯や歯周病などの影響で残せない場合は、
総入れ歯やオールオン4(オールオン6)、全顎インプラント治療が必要になります。

総入れ歯について

顎の粘膜で支える義歯を装着する治療法です。
保険適用から自由診療の総入れ歯まで、多くの種類からお選びいただけます。

総入れ歯について

メリット

ほかの治療法と比べて費用を抑えられる

特に保険適用の総入れ歯は、経済的な負担が少なく、治療を受けやすいです。

手術の必要がなく、身体への負担が少ない

外科手術を受けずに治療ができるので、身体への負担が少なく、高齢の方や持病のある方でも安心して治療を受けられます。

治療期間が短い

比較的短期間で治療が完了するため、早く歯の機能を取り戻したい方におすすめです。

自由診療の総入れ歯では、
より自然な見た目と噛み心地を実現できる

保険適用外の素材や技術を使うことで、より快適で審美性に優れた総入れ歯を製作できます。

デメリット

噛む力が弱く、
硬いものが食べにくい場合がある

顎の粘膜で支えるため、噛む力が天然の歯に比べて弱く、硬いものが食べにくいことがあります。

異物感や違和感があり、
食事や発音がしづらい場合がある

最初は、お口の中に異物感や違和感がある場合がありますが、徐々に慣れていきます。

歯ぐきや顎の骨が痩せ、
経年的に合わなくなってくる

歯ぐきや顎の骨は、歯の支えを失うことで徐々に痩せていきます。そのため、総入れ歯は経年的に合わなくなり、調整や作り直しが必要になる場合があります。

毎食後の取り外しのお手入れや
就寝時の水への浸漬など調整が面倒

総入れ歯は、毎日のお手入れが大切です。毎食後、取り外して清掃し、就寝時には水に浸けておく必要があります。

オールオン4(オールオン6)について

オールオン4(オールオン6)は、上下の顎にそれぞれ4本または6本のインプラントを埋め込み、その上に、1つのブリッジで繋がった人工の歯と歯ぐきを固定する治療法です。入れ歯のように揺れることはなく、よく噛めます。
しかし、全顎インプラント治療に比べると、噛み心地や清掃性はやや劣ります。

  • 自由診療となります。
オールオン4(オールオン6)について

メリット

入れ歯よりも噛む力が強く、安定感がある

顎の骨に直接固定するため、入れ歯よりも安定感が高く、硬いものでもしっかりと噛めます。

異物感が少なく、快適に食事ができる

入れ歯のような異物感や違和感が少なく、自分の歯のように自然に食事を楽しめます。
食事中に外れる心配もなく、人前で食事をする際も安心です。

顎の骨が痩せにくい

インプラントが顎の骨に刺激を与えるため、骨が痩せるのを防ぎ、健康な状態を保てます。
顔のたるみを予防し、若々しい印象を保つことにもつながります。

固定式なので、取り外しの手間がない

入れ歯のように、毎日取り外して洗う必要がありません。
お手入れも簡単で、毎日のブラッシングだけで済みます。

全顎インプラント治療に比べて、費用を抑えられる

インプラントの本数が少ないため、全顎インプラント治療よりも費用を抑えられます。
治療期間も短く、経済的にも時間的にも負担が軽減できます。

デメリット

インプラント手術が必要

外科手術が必要となるため、持病がある場合や特定のお薬を飲んでいる場合は治療を受けられない場合があります。
手術中は麻酔をするため、痛みを感じることはありません。

自由診療のため、費用の負担が大きい

保険適用外のため、費用は高額になりますが、分割払いやデンタルローンなどにも対応していますので、お気軽にご相談ください。

噛む力が強い場合、
人工の歯が割れることがあり、
修理が必要になる

人工の歯は、強い力が加わると破損する可能性があります。インプラント自体に問題がなければ、上部構造の修理のみで対応が可能です。

インプラント周囲炎のリスクがある

インプラント周囲炎は、歯周病のような病気です。毎日の適切なケアと定期的な検診が必要になります。

全顎インプラント治療について

全顎インプラント治療は、顎の骨にインプラントを埋め込み、人工の歯を固定する治療法です。失った歯の本数や顎の骨の状態に合わせてインプラントの本数や配置を決定します。オールオン4(オールオン6)よりも多くのインプラントを使うことで、天然歯に近い噛み心地と見た目が得られます。

  • 自由診療となります。
全顎インプラント治療について

メリット

3つの治療法の中で最も噛む力が強く、安定感がある

顎の骨にしっかりと固定されるため、天然の歯とほぼ同じように噛むことができます。

異物感が少なく、快適に食事ができる

自分の歯のように自然な感覚で、食事を楽しめます。発音もしやすく、会話もスムーズになります。

顎の骨が痩せにくい

インプラントが顎の骨に刺激を与えるため、骨の吸収を防ぎ、健康な状態を維持できます。

天然の歯に近い感覚や見た目

天然歯と見分けがつかないほど自然な見た目を得ることができます。

天然歯と同様に歯磨きでのセルフケアが可能

入れ歯のように取り外して洗う必要がなく、毎日の歯磨きで清潔に保てます。

デメリット

数回のインプラント手術が必要

顎の骨の状態やインプラントの本数によっては、数回に分けて手術を行う場合があります。

オールオン4(オールオン6)よりも治療期間が長く、費用の負担も大きい

インプラントの本数が多いため、オールオン4(オールオン6)よりも治療期間が長くなる傾向があります。また、インプラントの本数が増える分、費用も高額になります。

インプラント周囲炎のリスクがある

インプラント周囲炎は、歯周病に似た病気で、インプラントの周りの歯ぐきが炎症を起こす病気です。毎日の適切なケアと定期的な検診が必要になります。